抹茶専門のカフェ。その発想、実は逆輸入である。
オーナーがニューヨークのブルックリンを旅しているときに出会った抹茶専門のカフェに魅了されたことが全ての始まり。元々ヘルシー志向のニューヨーカーたちの間で抗酸化作用の高いスーパーフードの認識もある抹茶が当時ブームになっていて、おしゃれなニューヨーカーたちが日常に取り入れている抹茶を目の当たりにし、しかも日本の抹茶だというのに、改めてニューヨークの地でカフェという形で出会った衝撃は大きく、日本に持ち帰ることを決意する。

そのこだわりは深く、やはり抹茶の品質である。
オーナーは良質な抹茶を探すことになるのだが、数ある産地の中でたどり着いたのが、まさに抹茶の名産地、800年の茶文化を持つ高級茶の地、京都宇治の山間に位置する和束町(わづか)であった。そこは日本茶の原点「茶源郷」とも呼ばれ、日本の原風景をそのままにとどめ続ける絶景茶畑は日本遺産にも認定されている。先祖代々から引き継がれる茶畑、苗木作りから大切に育てられる茶畑。それは単一品種で作られるシングルオリジン抹茶。ブレンドしない上質な茶葉のみを使用し、その品質と価値は担保された銘茶である。
「我が子のように育てたのです。」手摘みで大切に収穫する農家さんとその茶葉たちに触れ、これしかない・・・とオーナーは決意する。
その味や香りは言うまでもなく絶品、“濃さ”が違う。“色”が違う。素敵に変身した数々のドリンクやスイーツたちは、運ばれてきた瞬間から爽やかな香り、見た目も鮮やかに、故郷の茶畑を感じさせるのである。

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